最近、学校教育でも取り入れられている「アクティブラーニング」
従来の「先生の話を聞く」という受け身の授業スタイルではなく、
生徒自身が主体的・能動的に学びに向かうように設計された学習法のことだ。
その主体的な学習の種類と定着度をわかりやすくまとめた図として、
『ラーニングピラミッド』がある。
図を見てわかるように、
上にある学習法ほど受動的で定着度が低く、
下にある学習法ほど能動的で定着度が高い。
例えば、わからない問題があったとき、
先生や友達に聞いたら理解できる気がするでしょ?
でも、それってテストになったら忘れてしまうよね。
受動的な学習で終わってしまっているからなんだ。
「誰かに聞けばなんとかなる」
っていう単純な考えだけで勉強せず、
自分から「知りたい」「できるようになりたい」
って思わないといけないね。
サクセス未来塾は、最初の解説を最小限にし、問題演習が中心の授業スタイル。
つまり、ラーニングピラミッド図の「自ら体験する」ということを重視してる。
でも僕は、最も定着度が高い「他人に教える」ってことも
授業に入れなくちゃって思ってる。
例えば、生徒から質問があったとき、
僕はすぐに答えを教えない。
というか、答えを教えないときもある。
「この次どうする?」
「なんでここでかけ算した?」
「この用語の意味は?」
「なんでこの動詞にsをつけるの?」
「助動詞の後ろってなんだっけ?」
と、逆に質問攻めにする。
そうやって、生徒たちが僕に教える機会を作っている。
結局それが一番生徒たちのためになるからね。
これを積み重ねていけば、生徒たちの知識はより深まるし、
生徒たちの自立にも繋がる。
この『ラーニングピラミッド』の図を頭に入れて、
日々の学習に取り組んでみてね。
にっさい花みず木校 中村