成績が伸びる生徒と伸びない生徒の違い
それは、自分からやるか、他人からやらされているかの違いです。
成績が伸びる生徒は、僕から何も言わなくても勉強をしています。
定期テスト前は自分で学校のワークを進め、わからないところは質問し、繰り返しのコピーを貰いにくるんです。
さらに、自分から「こんな問題が載ったプリントないですか?」と聞いてきます。
自分に足りないものは何か、何をやればいいのかを常に考えて勉強しているということです。
テスト対策期間、この状態にある生徒に先生はほとんど必要ありません。
先生の役目は、生徒が解説を読んでもわからなかった問題への対応のみ。
次はあれして、その次はこれして、と言う必要がないんです。
塾の先生としてそれはどうなの?
と思うかもしれませんが、それこそ子供たちが成長する最善の方法なのです。
一方で、成績が伸びない生徒の特徴は、
誰かにやらされて勉強していること。
「親が塾に行けって言うから来ている」
「塾の先生がこのページまで終わらせろって言ったからやっている」
「怒られるから仕方なく勉強している」
頭の中でこう思っている生徒は、授業中見ていてわかります。
授業中、時計ばかり見ている生徒
問題を解く時間なのに、ペンを持っていない生徒
こういった生徒に「勉強しなさい」とは言いません。
結局、塾の先生に“やらされている勉強”になってしまいますから。
僕はこう言います。
「勉強やる?やらない?自分で決めなさい」
少し厳しい言い方かもしれませんが、生徒に自分から「やる」と言わせることが必要だと僕は思います。
生徒が自分で勉強する環境であることが、塾の一番の役割だと思っています。
問題を解くテクニックや裏技なんかは後回しでいいんです。
もちろん、我々講師は勉強を教えます。
しかし、教えすぎは生徒にとって良くありません。
塾講師は本来、教えたがりの生き物で、ついつい子供たちのために何でも教えてしまいます。
ですが僕はその気持ちを抑え、生徒たちが自分の力で成長する姿を見守っているのです。
にっさい花みず木校 中村